I/Oフィルタ解答項目


Answer1,
Q1 MiniCADのDXFファイルをCanvas 7で開くと、2割り程度小さな寸法でしか取り込めない
A1 CanvasでDXFファイルを読み込む際、ファイルの表示 サイズを8.5×11インチのドキュメントサイズに合わせて しまいます。このため、2割程度の小さな寸法で表示されるものと思われます。

よって、DXFファイルを読み込まれた後、ファイルを全選択し、 「オブジェクト」メニューの「スケール」からドキュメントサイズを 大きくして頂くという方法になります。ドラッグして引き延ばす方法では、パスにがたつきなどが生じてしまいますが、 この方法でしたらがたつきは発生しないようです。

また、DXFオブジェクトをCanvasオブジェクトに変換する際には、 以下のように変更されます。
DXFオブジェクトCanvasオブジェクト
ブロックグループ
トレースした線、実線、及び四角形のポリライン多角形
B-スプラインなどのポリラインベジエ曲線
ATTDEFおよびATTRIBテキストオブジェクト

Answer2,
Q2 KareidaGraphで作成したグラフをペーストするとグラフサイズが変わる。
A2 原形の比率の問題についてですが、以下の方法で回避して下さい。

1、 KareidaGraphのグラフをC&PでCanvas 7に貼り付ける(実際の寸法の10%位になっていると思います)
2、 全選択して、グループ化を行う。
3、 「オブジェクト」メニューから「スケール」を選択
4、 「比率を維持」にチェックをいれ、大きさを横600、縦600程度に設定
5、 OKを押し、確認する。

この方法ですと、比率を維持しながら、大きさを変化させる 事ができます。確かにドラッグして大きくしますと、グラフが 歪むなどの問題が生じますが、この方法で回避できます。

Answer3,
Q3 図形をCADで作成し、Canvasで開き、結合をすでにしたものと新規のオブジェクトが結合できません
A3 通常、結合を行ったものでも、1つのオブジェクトとして認識されていれば、2つのオブジェクト間での結合は可能です。しかし、他のソフトから持ってきたことから、結合しようとしているオブジェクトが、ドローのように見えて、実は「コンポジットオブジェクト」であるのが原因です。

よって、「オブジェクト」メニューの「パス」から、「コンポジット解除」をして頂くことになります。

コンポジットの説明についてはこちら

Answer4,
Q4 Illustratorで作成し、Canvasで読み込み、AutoCADに持っていきたい
A4 <AIからCanvas>
AI形式で保存する際、5.5までバージョンを下げてください。そうしますと、Canvasで読み込めます。
また、Canvasで編集する際には、グループ解除を行って下さい。

<CanvasからAutoCAD>
Canvasの書き出しバージョンは13.14対応です。
それに対応していれば、そのままAutoCADで読み込めます。

Answer5,
Q5 Photoshop作成したPDFファイルと、CanvasでPDFファイルにしたものとは、何故容量が変わるのでしょうか?
A5 これは、PhotoshopとCanvasのフィルタの違いです。
PhotoshopのPDF形式はJPEGもしくはZIPにて圧縮して、PDFファイルを作成します。
しかし、CanvasではPhotoshopと違う圧縮形式のため、容量が変わります。

Answer6,
Q6 「ドキュメント読み込み中にエラーが発生しました。ファイルを開くのに必要なメモリーがありません」と表示された
A6 Canvasでは、ファイルの読み込み、書き出しにはそのフィルタの関係上、バージョンに制限があります。

AIからの読み込みは、Canvas 7の「お読み下さい」の方にも明記されておりますが、読み込みはAI7.0まで、書き出しはAI6.0までとなっております。

また、Illustrator EPSで、がたついた線になるのは、EPS形式がAdobe独自のもののため、うまく表示がされないと考えられます。

考えられる回避法と致しましては、

1、 AIでIllustrator形式保存時に、AIのバージョンを下げて保存を行い、Canvas7上で新規レイアウトに配置して下さい。
(こちらで試しましたところ、Illustrator7形式に落として保存したものは問題なく配置できました。)
2、 AIの「データ書き出し」でPICT形式にして保存し、Canvas7で「開く」で開いてください。

どちらの方法とも、配置もしくは開かれたオブジェクトはグループ化されておりますので、グループ化を解除してから操作を行ってください。

Answer7,
Q7Word 2000へコピーすると線などの一部が切れて印刷されない。
A7 これは、Word 2000側の表示の解像度が約72DPIであるため、細かい線の描画についていけてないために発生致します。
ただのコピーではなく、Canvas側で「コピーオプション」で解像度を300dpi以上にすると、問題なく印刷されます。

Answer8,
Q8 PICT形式に保存する際の、3つのオプション
A8
1、 PICTで保存
PICTは、72dpiの整数座標のみをサポートするので、解像度の高いグラフィックの保存には適していません。
2、 EPS とPICTで保存
EPSの制御コードを入れることによって、このオプションで保存すると、個々のオブジェクトを操作できます。
3、 イメージとして保存
個々のオブジェクトにわける事ができず、1つの大きな画像として保存されます。ただし、PICTは解像度が低い(72Dpi)ので、これで解像度をあげることができます。

Answer9,
Q9 DeltaGraph 4.5でエクスポートしたPICTファイルがCanvas 7上で開くと、記号や文字が抜けてしまいます。
A9 CanvasではDeltaGraph 4.5がPICTで保存する形式(QuickTime圧縮形式)をサポートしていない(というより、限界との事です)ため、生じている問題です。

DeltaGraph 4.0で作成したものがCanvasで問題なく表示されるのは、DeltaGraph 4.0ではQuickTime圧縮形式で行われていなかったため、問題なく表示されるものと思われます。

ただ、PICT自体は問題なく保存されております。
PICT形式を開ける他のソフトでお試しいただければ、お分かり頂けると思います。

よって、もしCanvasへDeltaGraphのグラフを持ってくる場合には、DeltaGraph 4でエクスポートして下さい。
また、DeltaGraph 4.5でしか作成できないグラフにつきましては、保存したのち、DeltaGraph 4でPICTへエクスポートして下さい。

これは、Canvasの仕様ですので、ご了承下さい。

Answer10,
Q10CanvasにExcelオブジェクトを挿入したとき
A10 WindowsのOLE機能を使用して、Excelの表データをコピー&ペーストでCanvasへ持ってくるとき、罫線はそのまま受け継がれます。
よって、その場合には、Canvasへ持ってきた表データをダブルクリックし、OLEを用いてExcelを立ち上げてください。

1、 ツールメニューからオプションを選択してください。
2、 「表示」タグにて、ウインドウオプションの「枠線」のチェックをはずして下さい。
3、 この後、Canvasで印刷されれば、Excelの罫線は表示されません。

Answer11,
Q11EPS書き出しの「フォント情報を含む」の意味は?
A11 含まれるのは、欧文フォントのみです。よって、日本語フォントは含まれません。
日本語情報を含ませるのであれば、PICT保存で、「EPSとPICTで保存」を選択すれば、フォント情報を持っていくことができます。

また、EPS保存ですと、PSフォントはアウトライン化できないために、PSフォントの情報は全て、 Osakaに変更されます。